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おやすみ前のひたすら読むエコノミクス

ども。ぽんぽんぺいんで眠れず、この記事を書いとります。正露丸飲んでも治らなかった…>_<…

昨晩8章、今晩9(最終)章を読み終え、「ひたすら読むエコノミクス」を読了しました。

ので、感じたこと諸々を書き留めておきます。

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・全体を通して

この本、序章だけでも読む価値ある気がします。そもそも経済学とは何ぞや?とか、座学は意味がないのか?とか。

経済学を理解しているからといって、まともな政策提言ができるわけではない

じゃあ経済学を学ぶのは無駄なのかというと、そうではない。

すでに勉強した人は失敗した時に座学で学んだことと同じだと気づく。そうやって過去の学びが身に染みた自戒と因果律データベースになるのだと。この辺お気に入りの部分。

グラフや数式を見ると頭痛がする人向き。一切出てきません!

この本を読んでいて、

「あーこれ授業でやったやった!」

「聞いたことあるある!」

という内容がたくさん出てきました。

いちおう、「ミクロ経済学」(マンキューの教科書使用)や上記の「企業の経済学」の講義はひととおり受講しましたし、直接経済学の名を関していない会計系の授業でも出てくるので、当たり前っちゃ当たり前なのですが。

それらの授業の前にこの「読むエコ」に出会いたかったなーと思う一方で、それらの授業を経てきたからこそこの本を割とスムーズに読めたのかもとも思いました。

何が言いたいかって、低回生時に1回、ひととおり経済学の勉強してから復習としてもう1回読めたら良かったかもと思った、ということです。

著者いわく、読むエコは入門レベルの経済学さえ学んだことにはならない(個人的には、初見だと割と難しく感じられる部分もある気はするのですが)。マクロ経済学はカバーできてないもよう。

次は「この世で1番おもしろいミクロ経済学」「この世で1番おもしろいマクロ経済学」(漫画です!)を読んで、「財務会計の理論と実証」を読み返したり、読むエコの教科書ガイドの本(「組織の経済学」とか)にも手を出せたらなぁと思います。

・9章について

市場取引と組織内取引について述べられていました。

いわゆる「組織の経済学」の分野です。著者の伊藤先生の専門もこちら。

立命館大学の授業だと「企業の経済学」(播磨谷先生)というのがあって2回生時に受講していたのですが、まさにそこで習った内容でした。余談ですが、オススメの授業です。テスト、簡単だったしA+くれたし…(ごにょごにょ)知っとくべき内容だと思います。

事業部長の評価をどうするか、っていうあたりの話は会計士の管理会計で勉強した責任会計の話だなぁ~!と嬉しく読みました。ROIとRI(残余利益)のどちらを業績評価に使うかで、事業部長の意思決定が変わる可能性があるとか。

だから組織全体と事業部(長)の利害がなるべく一致するような業績評価指標を選ぶべきだとか云々。

・まとめ

経済学には「対象」と「文法」のふたつの顔がある

経済学の勉強=重要な決断に迫られている人間の行動を分析する「文法」の学習←会計でもそうですが「意思決定」という言葉が頻繁に出てくる。キーワードなのですね。

意思決定主体は、次の特定の意味で「合理的」と想定する。①可能な選択肢を明らかにして、かつそれらの間の好ましさについての順位をつけることができる。②選択可能な選択肢のなかからもっとも順位づけの高いものを選ぶ。

「現実は複雑」といっているだけでは理解は進まない。現実の一部分を切り取り単純化するために前提(仮定)を明確にして、仮定からどういう結論が得られるのかを理解するモデル分析を行う←問題の本質を浮き彫りにするためにまずは単純な模型をつくる

経済学における数学の意義…論理のあいまいさを取り除き、コミュニケーションの誤解をなくすための工夫

意思決定にトレードオフはつきもの。決めることはあきらめることでもある

意思決定の落とし穴…機会費用の見逃し、サンクコストの考慮

リスクを考慮するために金額による評価額(確実同値額)を活用せよ。金額評価が難しい決定問題では、効用指標を割り当てて期待効用値を比較せよ←これも参考にしながら去年書いた論文のデタラメな利得表をもちっとマシに書き直そうかな…いや多分やらないな…

リスク回避的な人のリスクをリスク中立的な人に移すことで価値が生み出される e.g)保険会社←リスクシェアリングについては「財務会計の理論と実証」でも扱ってたような記憶がある

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