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「なでしこの父」常磐木学園高校サッカー部・阿部監督(致知2014,6月)

なでしこジャパン日本代表メンバーのうち3名を輩出し、「なでしこの父」と呼ばれる名監督、常磐木学園高等学校サッカー部の阿部由晴監督のインタビューを拝読しました。
 

常盤木学園の強さの秘訣は、敗戦にあるとのことでした。
目標に向かって真撃に努力し、達成のために立ち向かって負けた場合、敗戦はチームの弱い部分を教えてくれて、改善のためのヒントを与えてくれます。勇気をもって自分の弱さを認めて、逃げずに向き合う人間は改善とヒントの中からチャンスを生かすことができる。なでしこジャパンで活躍している教え子達を見ているとそう感じる。

と語っておられました。

 
興味深かったのが、プレーしている時には監督が余計な口出しをしないことです。
サッカーで大事なのは、試合の流れの中で、選手一人ひとりがいま自分はどうすべきかという役割を理解し、考え、行動することで、
これは日常の練習から意識してやることによってしか養うことができませんが、
 選手に考えさせるのに一番邪魔なのが指導なんだそうです。
 じゃあ、どこで指導するかと言ったら、練習をやる前にある程度のヒントを与えて、観察する。
そしてまたヒントを与える。その繰り返しだそうです。
 
部員が5人しかいない時分から周りにバカにされながらも「日本一を取る」ことを公言したり世界を見据えて海外遠征し、また、自分のチームの勝ちだけでなく女子サッカー界全体のレベルの底上げを図っているところに視点が違うなぁと感じました。
 
当たり前のことを確実に積み重ねていくことを非常に大事にされています。
ハインリッヒの法則をもじって、

高校女子選手権で優勝するという一つの大きな目標があれば、

そのための二十九の小さな目標を達成すればいい。

その二十九の目標を達成するために、挨拶をする、食事の時にいただきますと言う、喧嘩をしない、隠し事をしない、嘘をつかない、そういう普段の生活の細かい三百項目を書き出して、徹底していったそうです。

そうすることで心が整えられていくのだそうです。

 

スポーツでも仕事においても、大きな目標を常に意識すると同時に当たり前のことを確実に積み重ねていくことが重要なのだろうなと感じました。

 

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